森からの贈り物
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豊かな森が『きれいな空気』と『おいしい水』を生み私たちの命の源となります。 遠くから森を見ると緑が目に染み入るようです。 しかし一歩その森に入ってみると、昼間でも薄暗くシダ類しか生育していない惨状に目を覆いたくなるでしょう。 安い輸入材に押されて林業経営が成立たなくなり、手入れをされない森はもう壊滅的状態なのです。 もちろん、白神山地や屋久島に代表される原生林は保護されなければなりませんが、杉、桧等の人工林は人の手で森を育てて再生していかなければなりません。 ←岡山県英田郡西粟倉村大茅のタルガ峰の風倒木 |
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健全な森はシッカリと張った根や下草、堆積した腐葉土等が雨を蓄え洪水や土砂崩れを防ぎます。 森の養分をたっぷり含んだ地下水はゆっくりと湧きだし、川となって大地を潤しつつ海へ注ぎ、多様な生物を育てます 。 そして太陽の熱で蒸発した水は雨となり再び森へ還ります。 近隣の木を使う事は人に優しいだけでなく、環境も健やかに保つ事につながります。森を育むのは林業家だけではなく、安全な水や食べ物を頂く私たち消費者でもあります。 ←丹波市青垣町大名草付近・手前は間伐林、奥は放置林 |
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森を守るために私たちに出来る事は、森の木を使ってお金を山へ還流させることです。 山では、その資金を元に間伐を行い健康で豊かな森林に育てていくことが出来ます。 では、間伐ってどんな作業なのでしょうか? 【 森林・林業学習館 】 間伐についてのページへ ジャンプ⇒ ←高知県吾川郡いの町付近の間伐現場 これくらいスカスカになるように間伐します。 |
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お施主様との話の中で『近くの山の木を使って家を建てなければ、アマゴが釣れません・・・』等と冗談のようによく言いますが、じつはコレ本気です。 実際には、北海道えりも町の漁師達が立ち上げた「えりも岬の緑を守る会」、北海道厚真町のほっき貝漁師や宮城県気仙沼の漁師達が植林活動を行っていらっしゃいます。 ←徳島県鳴門市のワカメ漁師さん |
ひと雫のゆくえ
木が好きなので、製材所へ仕入れに行くと山が気になります
そこで、山を見に行くと、渓流がほとばしっています
ふとトランクを見ると、釣り竿を載せたままでした (^^ゞ
ついでに(何の?)毛鉤を結んで流すと、アマゴが釣れてしまった(^^v
・・・と、言う事で
今迄に撮り貯めた写真で『ひと雫のゆくえ』を
源流から海までフォトストーリーに仕立てました
☆写真はクリックで拡大できます