サスティナブルハウス

デザインコンセプトはサスティナブルハウスを目指して

サスティナブルハウスで健幸に

健幸(けんこう=すこやかで元気な暮らし、おだやかで満足な瞬間)な暮らしを実現する住まいを求めていく上で、『地球が破滅するのに自分の家だけ残ってもしょうがない。』かといって、『地球のために、あれもダメ、これもダメといって、生きのびることだけが目的の暗〜い生活も楽しくない。』

このような主観にとらわれずに、現状を客観的に理解することから、
サスティナブル(sustainable=持続が可能な)ハウスというコンセプトが生まれました。

サスティナブルハウスは住まいづくりの方法であって、目的ではありません。私達が求めるのは、お客様の健幸なのです。そのために、私達は無いはずの正解を求めて、お客様のイメージをふくらませる様々な提案やアドバイスをさせて頂き、一緒に知恵を絞っていきたいと思います。

主人公はあなた

モデルハウス、住宅の広告が氾濫しています。素敵な写真にワッ!と飛びつきそうになりますが、まず自分の暮らしのイメージをふくらませ、じっくり時間をかけて本当に欲しい住宅のイメージを構築する必要があります。

計画を進めて行くと次から次へ選択肢が出てきます。その時の判断の基準となるのが、あなたのイメージなのです。これだけは人任せに出来ません。主人公は、あなたなのです。

住まいづくりの基本は、安全・耐久性・快適さ

高耐久性住宅、バリアフリーを掲げた広告を良く目にするようになりましたが、これらは当然備わっていなければならない基本性能です。これらをアピールする事自体悲しまなければならないのかもしれません。

住まいは、まず人間を守るために安全であり、財産を守るために耐久性に優れていなければなりません。かといって、監獄のような住まい(実際に入ったことがないので想像ですが)では、ゆったりとくつろいで生活出来るはずもなく、快適な住み心地でなければなりません。この安全・耐久性・快適が住まいづくりの基本です。

住まいづくりに正解は無い

左の図のように、住まいづくりに重要な6つのファクターがあります。家庭によって重視するファクターが違って当たり前だと思います。さらに、住まいづくりには、ここまでやったから合格とか、ましてや100%の正解はありえないと思います。

ところで、左の図には複数の四角垂が隠されています。
さて、あなたの意識はどの方向に向かっているのでしょうか?
私達はあなたにとってベストなバランスのポジジョンを探し出します。

バランスを追及し続ける姿勢が大切

現象には必ず2面性があります。例えば木が腐る事は私達にとって歓迎すべきことではありませんが、自然界では木が腐ることは土に還るごく自然な現象なのです。

腐敗を防ぐためにクレオソート油、CCA(銅、クロム、ヒ素化合物 )などで処理すれば木は腐りにくくなりますが、人間を含む生物全てに悪い影響が出てきます。エアコンで部屋の温度を下げれば、室外(都市)の温度は必ず上昇します。

このように一方で完璧を追及すればするほど他方ではその影響が顕著に現れてきます。
サスティナブルハウスは安全・耐久性・快適度はもちろん、住む人の健康、環境への影響、コストまで考えに入れて最もバランスがとれたポジションを追及し続ける姿勢を最も大切にしたいと思います。

この方法にはあらかじめ決まったカタチはありません。ですからお客様のライフスタイルに合わせて、日本伝統の住宅から都市型住宅まで適用できます。

『幸せへの道はない、道が幸せだ 』
 ―Mahatma Gandhi (1869−1948) ―

木のやさしさ、温もりを活かした楽しいデザイン

木は、私達人間に対してもやさしく、温もりを与えてくれます。そして何よりも私達に安らぎを与えてくれます。例えば、コンクリート打ち放しの空間を経験することは、瞬間的には楽しいと思いますが、ずっとこの空間で生活するのかと想像すれば気持ちの内側が暗くなってしまうでしょう。これは、私達は無意識のうちに木に触れて暮らしてきていたからだと思います。

私達は、この素材として素晴らしい木の性質を活かした、くつろぎと安らぎのある楽しいデザインを心掛けたいと思います。

山地直結の自然住宅

環境に対する負荷が最も小さい建築素材は木です。さらに、森林は木材を生産するだけではなく、おいしい水、空気、美しい自然環境をつくってきた「緑のダム」なのです。しかし今、山は手入れもされずに荒れています。荒れた森林は、本来の保水力、光合成機能が低下し、土石流、洪水、大気汚染を招きます。これは、循環する自然のシステムから見てみると、上流の森林だけの問題ではなく日本、或は地球全体の問題として考えなければならないと思います。

木を切ることは自然破壊だといわれます。人の手の入っていない原生林、自然林は守っていかなければなりませんが、人工林はたえず手入れをして、木を切って再生しながら守っていく必要があるのです。

森を育てるために、そして私たちの命の源である水を守り、健幸な暮らしを実現するために、産地直送の木材をたっぷり使った山地直結の自然住宅を提案します。