田代工務店  

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伝統型住宅

 

 
  路ゆく人がふと 時を重ねるほどに  

匠の

優しくも厳しい自然に育まれてきた木造住宅

それをしっかりと支える伝統の技は

現在まで、

脈々と受け継がれています。

そして、

匠によってさらに

磨きぬかれた技は益々冴えてきました。

 

伝統構法ってなに

木造には二種類ある

  『木造』と、ひとくちに言いますが、その中には2つの系統があります。

   ひとつは、私たちが受け継いでいる古来からある伝統構法、もうひとつは戦後のバラック建てから始まる在来工法です。

   その違いは、軸組み部材の太さと樌板(柱を貫通して3段に設ける9pX1.5p程度の板。クサビで締めつけ、竹の小舞下地を縄で編みつける。)、筋違の扱いかたにあります。

 

ラーメンと樌板の関係!?

   伝統構法は、構造力学でいうラーメン構造(柱と梁の直角を剛に保持する構造)に近いのでその部材は太ければ太いほど変形は小さくなります。ですから、右の写真のように2丁差し(上の部材を胴差し、下の部材を差し鴨居と言う。)が考えだされました。

   小さな外力では、一軒の家の中で構造的に弱い部分は強い部分へもたれ掛かります。ですから、大黒柱小黒柱と二丁差しで囲まれた要の空間 ”四組み”が重要となってきます。次第に外力が大きくなり、変形が大きくなってくると樌板の耐力(9年前に建築基準法で始めて樌板が真壁構造として登場した。)が発揮されるので、最終的にはバランスがとれた構造となると思います。

   ですから樌板も単なる壁の下地材ではなくて、構造的にはその柔軟さ(初期変形は大きいが変形しても元に戻る復元力がある。)が重要な役割を果たしています。

 

歴史が証明

   伝統構法の仕口の圧縮、引張り、せん断、曲げ、めり込み各許容応力度のデータはあまりありませんが50年、100年など歴史のある民家の存在がその実力を証明しています。 ただ、ホゾや栓の道等の断面欠損が比較的大きいため柱梁は太い方が良いのです。

 

在来は、トラスで細い

   一方の在来工法は、柱、梁、土台、筋違で構成されるトラス構造に近く基本的に3角形で外力に抵抗するように考えられているので、座屈、破断さえなければ部材は細くても問題なく、安価に建築するにはもってこいの工法でした。

   ところが、9pX3p程度の筋違を引張り力に抵抗するように接合するには非常に手間がかかります。大入れにしてN75,N90釘を2〜3本打ちつけたところで耐力はしれています。(最近では、9pX4.5p以上とし、筋違用の金物が使用されています。)

   又、細い材料は若い木から製材されますが、若い木は心材が十分に成育していません。強度、耐久性に優れている桧でも強いのは心材(年輪中央の赤い部分)で辺材(外周部の白い部分)は強度、耐久性共に劣ります。ですから、細い木は強度、耐久性に不安があります。

 

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